ゴルフの未来5

ゴルファーを増やす為のアクション(SOFT)は前回書きました。
今回はそれを取り巻く環境(HARD)の問題。


まずはゴルフをする為のゴルフ場。
日本にはゴルフ場が何ヵ所あるか知ってますか?

ちなみに
お隣の韓国は人口5000万人強で、300ヶ所位
アメリカは人口3億人強で、15000ヶ所位凄いですね!!
 
じゃあ日本は・・・・人口1億3000万人で・・

2400ヶ所です
これって大いのか少ないのか?

とにかく日本の2400カ所は、アメリカ・カナダに次ぐ世界3位です。

一つ言える事は、少なくは無い。むしろ多いと思う。
ゴルフ場は増加の一途を辿ってきました。バブル後に経営不振でも外国のファンドが積極的に買収をしてきました。おかげで倒産しても存続されて消滅はしませんでした。
最近は太陽光発電所になるゴルフ場も増えましたけどね。この話はまたの機会に話します。

結論・・・
ゴルフ場は沢山あります。むしろありすぎですね。


ゴルフをする時に、ウェアーや道具も大事ですよね。
昔はプロゴルファーもポロシャツにチノパンで試合してました。今はウェアーも素敵になりました。ゴルフ場がファッションショー会場です。
道具だって、以前はデパートで買ってた人もいましたね。今はゴルフの格安量販店が街道沿いには沢山できました。
中古のクラブ販売なんて30年前は滅多に無かったですよ。最近は何処の街でも中古ゴルフクラブ売ってますよね。

結論・・・
ゴルフを取り巻く物販の環境は、いい感じで拡張しています。


ゴルフを習う環境はどうでしょうか?
昔は、プロゴルファーっていうとトーナメントに出て試合をするゴルファーの事を言いました。
その試合に出る為のテストは毎年ありましたが、数十名しか合格できませんでした。
従ってプロゴルファーの人数は少なく、プロゴルファーのプレーをアマチュアは羨望のまなざしで見ていました。

数十年前よりプロゴルファーに、トーナメントプロゴルファーだけでなく、レッスンプロゴルファーというカテゴリーが出来ました。
急激にプロゴルファーの数が増えました。その人たちが働く環境がゴルフスクールです。 
昔はゴルフスクールはゴルフ練習場に併設されていました。
ところが最近は専門のゴルフスタジオという新しいカテゴリーでゴルフスクールが増えました。

結論・・・
これからもっと増えるでしょう。プロゴルファー達は、生徒の取り合いでスクール間で競争が激しくなりそうです。


ゴルフを始める為のゴルフ練習場の環境はどうでしょうか?
前号でも書きましたが、ゴルフを始めるのはゴルフスクールだけではありません。
スクールの顧客は確かに初心者のゴルファーが多いのは事実です。
でも勘違いしてはいけません。もう一度きちんと考えましょう。スクールで習うのは全体の1割くらい。

初心者=スクールは10%
初心者=練習場が全体の90%なんです。
初心者には練習場が必要なんです。

じゃあ練習場の数は???

結論・・・
全然無くなっている!!!


ゴルフ場や、ゴルフ関連販売業、ゴルフスクール。ゴルフ関連商売は順調に増えてます。
でもこれらはゴルフ経験者がリピートする場所。
まだゴルフをやってないビギナーが必要で行かなければならない場所は、絶対に練習場です。




私は東京の世田谷というところに住んでいます。
東京23区ではありますが、端っこの方ですし、緑も多く結構のどかな所です。
屋外で100y以上で一度に50人近く収容できるゴルフ練習場は世田谷周辺にも沢山ありました。

芦花公園ゴルフクラブ  2011年 閉場
芦花パークゴルフ  2015年閉場
グッドフィールドゴルフクラブ  2016年閉場
瀬田モダンゴルフ  2017年一杯で閉場

半径5㎞以内で、6年間でこれだけ閉場ですよ!!!!
特に芦花パークゴルフなんて日大のゴルフ部が練習してましたけどね。
みんな高層マンションになっちゃいました。
反対に、新規オープンはゼロです。ゼロ!
初心者はこれからどこで練習すればいいのでしょう?

ゴルフ関係者は、この事実が分かった上で、
「若い人がゴルフやらなくなったから、ゴルフ人口が減っている!」
ってまだ言い続けるのですかね?
ビギナーゴルファーが増え無い理由、誰が考えても明確じゃないですか?
(; ・`д・´)

少々ヒートアップしたところで・・・


またまた次回へ・・・
2017年2月18日付


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